最近、暮らしの中に「サステナブル」な視点を取り入れて、長く使えるもの・素材にこだわったものを選ぶ人が増えています。
環境に配慮しながら、デザイン性にも優れたアイテムが身近にあれば、毎日をより豊かに過ごせるはず。
今回は、OZONE館内のショールームから、アップサイクル素材や天然素材を活かしたサステナブルなインテリア雑貨・家具のおすすめ7選をご紹介します。
車の窓ガラスを再利用した食器や、木の端材で作られた時計など、地球にやさしく見た目もおしゃれなアイテムをセレクトしました。
身の回りの小さなインテリア雑貨から、環境にやさしい暮らしを始めませんか。
1:車の窓ガラスをアップサイクルした「mado」シリーズ
Japan creation space monova
mado ガラス食器
・価格(税込):3,300円~
スクラップされる車の窓ガラスを再利用して作られた、琉球ガラスの「mado」シリーズ。
日本有数の車社会である沖縄では、廃車の窓ガラスの処理が課題となっていました。廃材として車の窓ガラスに着目し、琉球ガラス職人が伝統の技術を活かして、美しい食器へとアップサイクルして誕生したのが「mado」です。
琉球ガラスは、戦後の資源不足の際に、空瓶を溶かして作っていたこともあり、元々「再生」にルーツのある伝統工芸品です。
ひとつひとつ、手にした時の厚みや重さが異なり、色合いや模様、泡の入り方に個性が出るのも職人による手作りならでは。プレートやタンブラー、一輪挿しなど、毎日の暮らしに自然と溶け込むアイテムです。
取扱いショールーム:
Japan creation space monova
madoの原料となる車のサイドガラス。前方の運転席・助手席側窓ガラス(左)と後方席側窓ガラス(右)をしっかり選別することで、それぞれのガラスの特徴が生きた美しい色味を再現しています。
光を通すと美しい模様が浮かび上がり、食卓を華やかに彩ります。
(mado プレートL グリーン/税込8,800円)
2:竹炭を活かした新感覚の「テーブルウエア」
Japan creation space monova
社会問題になっている放置竹林の竹を、無農薬にこだわって厳選し、高品質な「竹炭パウダー」を開発。竹炭塗製品をシリーズ化し、自然で自然を支える仕組みを作っています。
持ち主によって計画的に管理されず、竹が生えるままに放置された"放置竹林"の竹を有効活用した、サステナブルなテーブルウエア。竹炭を木のお椀に塗ることで、マットな質感と独特の深い色味を実現しました。
大分県別府市は、豊富な竹林を利用した竹工芸が歴史的に盛んな町。竹は生育スピードが早いエコ素材と言われますが、伐採が追いつかず放置されている状況が社会問題になることも。そこで地元企業の「山下工芸」が、放置竹林の竹を活用して「竹炭パウダー(※)」を開発しました。
「上質な日常品」をテーマにした竹炭塗の器は、和洋どちらのシーンにもなじみ、耐久性にも優れているため長くお使いいただけます。
※「竹炭パウダー」は、原料に再・未利用木材を使用し、環境にやさしい製品としてエコマーク認定を受けています。
山下工芸 竹炭塗 高丸椀
・価格(税込):3,245円
取扱いショールーム:
Japan creation space monova
3:革製品の端材から生まれた「アップサイクルキーリング」
Japan creation space monova

バッグや財布の製造工程で出てしまう革の端材をアップサイクル。イタリア製オイルレザーや栃木レザーといった上質な素材を使い、小ぶりながら存在感のあるキーリングに仕上げています。
「デザインと機能の両立」をコンセプトに、遊び心のある革製品を作る香川県のブランド「VINTAGE REVIVAL PRODUCTIONS」ならではの逸品。毎日持ち歩くキーリングだからこそ、自分だけのお気に入りの色を見つけませんか?
VINTAGE REVIVAL PRODUCTIONS
アップサイクルキーリング
・価格(税込):2,970円
取扱いショールーム:
Japan creation space monova
4:無垢の一枚板の端材を組み合わせた「六角形テーブル」
関家具 ATELIER MOKUBA
写真のテーブルは、ナチュラルで優しい印象のクスを使用。お好みの樹種でオーダーすることもできますので、お問い合わせください。
一枚板家具専門店「関家具 ATELIER MOKUBA」の六角形テーブル。一枚板を制作する際に不要となった木材を使用して、コンパクトな六角形のテーブルを製作しています。
3枚の同種の無垢材を組み合わせ、自然の形状を活かしながら、使いやすいデザインに仕立てました。
それぞれ異なる雰囲気の木目を楽しむことができ、使い込むほどに味わいが出るのも無垢材ならでは。
傷ができても研磨して再塗装することができ、何世代にも渡りお使いいただけます。
ナチュラルインテリアや北欧テイストのお部屋にもおすすめです。
六角形テーブル テトラ
・価格(税込):448,800円~
取扱いショールーム:
関家具 ATELIER MOKUBA 新宿ギャラリー
5:山の魅力をそのまま活かした無垢材の「スツール」
とうきょうの木 魅力発信拠点 TOKYO MOKUNAVI

針葉樹の幹から切り落とされた枝の部分を活用した「山のスツール」。
あえて節や曲がりを残し、職人が丁寧に加工することで、唯一無二のデザインに仕上げています。
座面には、紙を撚って作った天然素材のペーパーコードを使用。軽く、しなやかで耐久性のあるペーパーコードは、北欧の名作チェアにも使われています。
リビングや玄関など、さまざまな場所で活躍する使いやすいサイズ。毎日お使いいただくことで色味が変化し、味わいが増していくのも楽しみのひとつです。
山のスツール eda
・価格(税込):49,500円
※その時期採れた材を使用して作る製品のため、樹種の指定はできません。
取扱いショールーム:
とうきょうの木 魅力発信拠点 TOKYO MOKUNAVI
6:木の端材×レジンが美しい「ウッドクロック」
国産木材の魅力発信拠点 MOCTION

節や割れのある木の端材を、樹木と樹脂(レジン)を使ってつなぎ直した時計。他にはない世界に一つだけのデザインが誕生しました。
木材とレジンの色によってひとつひとつ雰囲気が異なり、光の当たり方が変わることでも表情の変化を楽しめます。
自然が生み出した木のぬくもりと、レジンの輝きが印象的な時計を、暮らしの中心に取り入れませんか。
ウッドクロック KITORES
・価格(税込):18,700円
取扱いショールーム:
国産木材の魅力発信拠点 MOCTION
7:青森から届いた、りんごの木のかわいい「一輪挿し」
国産木材の魅力発信拠点 MOCTION

りんごの木は、果樹としての役割を終えた時や、台風などで倒木したものは、加工に手間がかかるため主に薪にされる以外は処分されることがほとんどでした。
日本一のりんごの生産地、青森県弘前市では、それらを地域資源として大切に利用し、小物や雑貨にアップサイクルしています。
独特な樹皮の風合いを活かした一輪挿しは、ドライフラワーやディフューザーを飾るのもおすすめです。
りんごの木の一輪挿し CHITOSE
・価格(税込):1,760円
取扱いショールーム:
国産木材の魅力発信拠点 MOCTION
素材や背景にこだわった、サステナブルなアイテムを暮らしに取り入れることで、毎日がちょっと特別なものになるはず。
お気に入りの1点を見つけて、新しい日々を始めてみませんか?
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