レポート From ショールーム

"暖房家具"として名高いドイツ製の薪ストーブ【エレメンツ】

ショールームアイテム紹介

株式会社ワンダーバル 鈴木満紀子さん
設計・施工のプロフェッショナルを対象に、館内ショールームの製品をお試しいただける 『モニター募集』のアイテムを、8回に分けてご紹介します。

『モニター募集』の詳細はこちら

6F「skantherm & conmoto Mujin Gallery Tokyo」がモニター募集するのは、ヨーロッパでは "ヒーティングファニチャー"と呼ばれて高い評価を得るドイツのskantherm(スキャンサーム)社の薪ストーブです。
同社製品の日本の輸入元である株式会社ワンダーバルの鈴木満紀子さんに製品の特徴を伺いました。

―スキャンサームの薪ストーブはどれもモダンなデザインですね。

スキャンサームは1981年にドイツで創業しました。ヨーロッパの薪ストーブメーカーの中では 比較的若い会社で、創業当初から革新的であることを製品づくりのポリシーにしています。

スキャンサームの薪ストーブは鋼板で出来ています。日本では薪ストーブというと鋳物製が多く見られますが、 ヨーロッパでは30年ほど前から少なくなっていて、鋼板製がどんどん増えています。 鋼板は鋳物のように造形や大きさが型に制限されることがありません。 スキャンサームが世界で初めて縦型や回転式、八角形の薪ストーブをつくることができたのは 鋼板を使っているからです。

モジュール設計による組み立て式薪ストーブ
「エレメンツ」
創業から10年ほど経った頃には、これも世界で初めて、デザインに建築家や家具デザイナーを起用しました。 これまでにコラボレーションしたデザイナーにはアントニオ・チッテリオやピーター・マリーがいます。 今回モニター価格でご提供する「エレメンツ2.0」はヴルフ・シュナイダーのデザインです。

ピーター・マリーがデザインした「バランス」は、火室に薪入れの棚やベンチ、引出し収納、 テレビ台などを加えて、一体の家具として設置できます。 薪ストーブを暖房器具から"暖房家具"へと変えた、斬新な提案でした。
薪ストーブ業界に"暖房家具"という新たな価値観を生み出したスキャンサームは、 その後、2013年にヴルフ・シュナイダーがデザインを手掛けた「エレメンツ」を発表。 世界初のモジュール設計による組み立て式薪ストーブを市場に送り出し、 業界に大きな衝撃を与えました。 この「エレメンツ」シリーズは、火室と大小2種類のボックスという3つの要素(エレメント)を、 住環境に合わせてさまざまに組み合わせられます。言わば、システム家具のような薪ストーブです。 ボックスはマグネット式なので、設置後も組み替えたり取り替えたりできます。 自由に組み合わせて自分らしいストーブを生み出すというコンセプトに 共感してくださる方は多いですね。

炎を眺めて楽しむためにガラス面が大きい
スキャンサームの薪ストーブはどれもガラス面が大きく、炎をよく眺めることができます。 暖房能力ももちろん高いのですが、本国ドイツでスキャンサームの薪ストーブが選ばれる一番の理由は、 インテリア性の高さと、炎をインテリアの一部として楽しめることからです。

「エレメンツ」は素材も選び抜いていて、鉄のなかでも純度の高い純鉄の鋼板を使っています。 しかも、仕上がりを左右するという理由で、板厚はすべて4mm以上です。 見えないところにも4mm厚の鋼板を使っていて、見えるところはもっと厚いものです。

― 素材感がにじみ出ているのはそのためですね。そして鋼板の角がピシッと出ていて、 丁寧につくられていることもわかります。

普通は鋼板だと折り曲げてボックスをつくります。そのほうが加工も楽だしコストも抑えられますが、 「エレメンツ」は板と板を90度で溶接しています。 さらに溶接痕がまったくありません。溶接ビードは手作業による切削と研磨を繰り返して、 見えないようにしています。 言われないと気づかない部分ですが、金属加工をよく知る方がご覧になるとビックリされます。

この技術が認められて、「エレメンツ」は2015年にドイツの「スチール・イノベーション・プライズ」を受賞しました。 この賞は3年に一度の開催で、スプーンから自動車までドイツ国内の あらゆるスチール製品が対象となり、ドイツ国内では最も価値がある賞と言われています。 2009年、2012年はベンツやBMW、アウディなどのドイツ車が受賞した流れの後に、 2015年は1位がベンツ、2位が「エレメンツ」だったので、スキャンサームのスタッフたちは とても嬉しかったそうです。 この受賞は、ドイツにおける薪ストーブ市場の地位の高さを窺い知ることもできますね。

― 加工技術はベンツなどと肩を並べるほど、というわけですね。

配管の仕組み。煙突と外気導入ダクトは
ボックス内に配置して見せない
「エレメンツ」は2019年に「エレメンツ2.0」に進化しました。それまでとは断熱構造が変わり、 また、扉の上下に強力なマグネットを取り付けたことにより、高い気密性を実現しながら 操作性が向上して、扉を開く際は簡単に開けられるようになりました。

「エレメンツ2.0」は薪ストーブ本体の遮蔽が完全で室内空気に依存しないため省エネルギー住宅に対応するとして、ドイツ建設技術研究所(DIBt)の認証を受けています。この認証は気密性の高い住宅でも安心して使える薪ストーブという目印になり、 高気密高断熱住宅が普及するドイツの薪ストーブ販売店では、展示スペースが 「DIBt認証」の有無で分かれています。

― 御社はいつからスキャンサーム製品を扱っているのですか?

2013年からです。その3年後にOZONEにショールームを開設しました。 当社は2006年に日本ファイヤーライフとして創業し、薪ストーブ専門店のフランチャイズグループ 「ファイヤーライフ」を発足させました。 2019年から屋号が「ストーブシティ」に変わり、スキャンサームブランドを通して、 無理をしすぎない都会派な薪ストーブライフスタイルを提案しています。 このグループの販売店が差別化を図れる新しい商材を探していたときに、いくつかの候補から 最終的にスキャンサームを選んだのですが、それまで扱ってきた鋳物製の薪ストーブと比べて 「エレメンツ」の性能の良さは圧倒的でした。 本体の保温性が高く、暖かくなるのがとにかく早いのです。鋳物製の薪ストーブは鋳物の本体が あたたまるのに1時間ほどかかりますが、「エレメンツ」は着火後10分ほどで ガラス面から熱放射が始まり、すぐに暖かくなります。

― 10分!それは早いですね。

小さい薪でもよく燃えて、部屋がすぐに
暖かくなる
鋳物製の薪ストーブは本体に保温性がないので、薪を燃やしている最中も熱が どんどん逃げてしまいます。そのため本体自体が暖まるのに時間がかかりますし、 暖かさを持続させるために薪をたくさんくべなければなりません。 一方、「エレメンツ」は火室の中の300度の熱を外に逃がさないので、 小さい薪でも充分に暖かくなります。燃費も良く、薪代が鋳物製の薪ストーブの 5分の1から3分の1くらいで済みます。

スキャンサームは素材、デザイン、テクノロジー、どれをとってもヨーロッパでは 競合ライバルがいないブランドと言われています。そのぶん値段もハイエンドではありますが。

なお、「ストーブシティ」ではテクニカルな研修を受けた全国の11店舗で スキャンサーム製品を販売・施工しています。

― 今回のモニター企画では、サイドボックスやクッションの3点同時採用が応募条件です。

左:エレメンツの組み合わせ例
右:全29色から選べるレザークッション
「エレメンツ」シリーズの本領は、本体の上下にボックスを付けて終わり、というものではないので、 その条件を付けました。ぜひサイドボックスを自由に組み合わせて、 新しい薪ストーブのあり方をご提案いただき、私たちを驚かせてほしいと思っています。 「エレメンツ」の魅力はカスタマイズされることで、より引き出されます。

サイドボックスには壁付け用の金物もあり、壁に補強下地を入れる必要はありますが、 床から浮かせて設置することもできます。耐荷重は200〜300kgで、壁付けでもベンチとして人が座れます。

輸入品というと納期がご心配かと思いますが、当社で可能な限り在庫しています。 また、ボックスは標準品以外にサイズの特注にも対応しています。もちろんドイツの工場で製作します。


skantherm&conmoto Mujin Gallery Tokyo
スローライフを楽しむドイツ発のモダンな薪ストーブと家具を紹介するショールーム。モダンな薪ストーブと座り心地の良い椅子などの家具を通して、家でゆったりとした時間を楽しむお手伝いをしています。


ショールーム詳細はこちら
TEL:0120-4102-85

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