OZONEスタッフの「フォーカルポイント」大公開!
住まいのリアルな悩みをプロが解決
-インテリアのAtoZ vol.3-

今回は、これまでインテリアのテクニックを教わってきたWEB OZONE編集スタッフTをはじめ、OZONEスタッフの実際の部屋の写真を大公開!
リビングや玄関など、実際の今の住まいの悩みを聞いて、インテリアデザイナーが解決方法や、空間ごとの「フォーカルポイントのつくり方」をアドバイスします。
あなたの住まいに役立つアドバイスが満載ですので、ぜひ実践して心地よい部屋づくりを始めましょう。

vol.1 部屋づくり成功のカギは「使い方」と「インテリアイメージ」はこちら

vol.2 「フォーカルポイント」で部屋の印象をアップさせる!はこちら

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インテリアデザイナー志村
自然素材をベースにした心地よい空間作りを大切にしている。海外ファブリックの活用やアート提案も得意とし、住む人の雰囲気に寄り添った個性豊かな空間デザインを提案。
最近のブームは筋トレ。美しい背中作りとベンチプレスにはまり中。

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編集スタッフT
15年前に戸建を新築。北欧やヨーロッパのヴィンテージ家具に憧れて、おしゃれな暮らしを目指すが、気づけば子どもの物で溢れ、理想とはほど遠い家に。子育ても一段落して、改めて家を整える決意をする。
〈家族構成:40代夫婦、子ども1人〉

case①:ダークトーンで揃えたシンプルなリビング。何をプラスすると効果的?

インテリア事例_ダークトーンのリビング1
インテリア事例_ダークトーンのリビング2
【スタッフI邸】リビング
猫2匹と暮らす「猫ファースト」なマンション。
ウォールナットの木の家具に合わせてグレー系のカラーで揃えたが、物足りなさを感じている。

志村:明るいフローリングに、ダークトーンの家具や植物のナチュラルが程よく調和して、カラーバランスのとてもよい空間です。
さらに、TVまわりの余白を整えると、ソファに座った時の心地よさがより高まります。
リビングの奥のキャットタワーの高さが目立つため、テレビに向かって右側にフロアスタンド、左側にアートやミラーを取り入れると、空間全体のバランスが美しく整います。
ラグで色を足したいところですが、猫ちゃん対策で敷けないのであれば、黄色いクッションなどを加えるとアクセントになりますよ。

\やってみました!/

インテリア事例_ダークトーンのリビング3
インテリア事例_ダークトーンのリビング4
「TVのまわりにフロアスタンド、アートを飾ったところ、洗練された空間になりました。この部屋に黄色が合うとは意外でした!(スタッフI)」

編集T: 今回、改めてスタッフ同士で話をする中で、「フォーカルポイント」をつくるためアートを飾りたいけれど、どういうものを選べばよいのか分からないという声が多く聞かれました。

志村: アート選びは悩むかもしれませんが、最初に決めたインテリアイメージに合わせたデザインやカラーを選びましょう。
また、フレームも全体のインテリアに合わせることで部屋に自然になじむので、こちらのお宅なら木製のフレームがおすすめです。

インテリア事例_アートの飾り方

アートは、高い位置に飾ると壁に余白ができ間延びした印象になりやすいため、単体で見るのではなく、家具や天井までの高さとのバランスをよく見て飾ることが大切です。

編集T: 飾る際、壁に穴を開けることになるので勇気がいります。賃貸住宅だとそもそも壁に穴を開けられなかったりしますよね。

志村: どの位置が良いか悩む場合は、アートと同サイズの型紙をつくって、マスキングテープで壁に貼ってみると全体のバランスが確認できます。実際に目で見て調整できるので安心です。

賃貸や壁の下地の関係でフックが付けられない場合でも、軽量のアートであれば"壁に穴をあけないタイプのフック"が市販されています。気軽に取り入れられるので、ぜひ探してみてください。
アートは高価なものでなくても、ポスターや写真、ポストカードをいくつかまとめて飾っても素敵ですよ。


アートを飾る時のポイント

●アート単体ではなく、家具や天井までのバランスで位置を決める。
●最初に決めたインテリアイメージに合わせたデザインやカラーを選ぶ。
●同サイズの型紙をマスキングテープで貼ってシミュレーションする。
●賃貸なら「壁に穴を開けないフック」を活用する。

case②:好きな家具や小物を集めたリビング。できるだけ広く見せるには?

インテリア事例_北欧風のリビング1
インテリア事例_北欧風のリビング2
【スタッフA邸】リビング
部屋を広く見せるため、ラグを敷かず、テーブルも置いていないが、まとまりのなさが気になっている。ソファの背面にも何か飾りたい。

志村: 全体的にインテリアにこだわりを感じる素敵な空間です。テレビまわりが少し窮屈に見えるので、家具のサイズを見直して余白をとったり、アートのバランスを整えると良いと思います。
ソファの背面は横のラインを意識し、横長のアートや同じサイズの作品を横に並べて飾るとバランスよく見えます。
また、ラグを敷くことでソファまわりの領域が広がり、空間全体がより整った印象になりますよ。

\やってみました!/

インテリア事例_北欧風のリビング3
インテリア事例_北欧風のリビング4
「TV横の棚を移動して観葉植物を飾り、ゆとりのある心地よい空間になりました。ラグを敷くことでまとまりが出て広く見えるのが驚きでした(スタッフA)」

case③:玄関は子どもの物置き状態。フォーカルポイントのつくり方が分からない。

インテリア事例_玄関のフォーカルポイント1

【スタッフT邸】玄関
ポールハンガーに上着やバッグを掛け過ぎて、子どもの物置き状態に。ヴィンテージのインテリアが好みだが、物が溢れて統一感がなくなっている。

志村: 玄関は家の第一印象をつくる大切な場所です。ここにもフォーカルポイントを取り入れることで、元々の住まいの魅力が引き立ちますよ。

編集T 正面がクローゼットのドアなのですが、フォーカルポイントはどのようにつくればよいでしょうか?

志村: ウォールオブジェなど飾りたいところですが、重量的にドアには掛けられないので、ワイルド感のあるドライフラワーのスワッグなどが取り入れやすいと思います。

ダークトーンの床の印象が強いので、足元にヴィンテージデザインのマットを敷くと、床の印象がやわらぎ、自然と視線がスワッグに誘導され、空間全体が整い洗練された印象になりますよ。

インテリア事例_玄関のフォーカルポイント2

\やってみました!/

「マットとスワッグを追加して、オブジェを白に変えてみました。目線が上がり、物がなくても殺風景でない理想的な空間になりました(スタッフT)」

case④: ミニマルに暮らすグレートーンのワンルーム。物を増やさず、印象を変えたい。

インテリア事例_ミニマルなワンルーム

【スタッフR邸】1Rマンション
引越したばかりで部屋づくりの真っ最中。面積の広いラグやカーテン、ソファは冒険できず同型色でまとめてしまったので、もう少し個性を出したい。

志村: やわらかなグレートーンの空間に、北欧テイストのサイドボードや赤いペンダント照明、アートがアクセントになっています。
アート、サイドボード、ベッドに置かれたスローの三角形のバランスが良いですね。
ソファまわりに北欧デザインのサイドテーブルを置いたり、クッションに赤や黄色を加えると、カラーのつながりが生まれ、より統一感が出ます。
さらにバランス良く仕上げるためには、右奥の掛時計をアートと同じくらいの高さまで下げて、北欧空間に欠かせないフロアスタンドを左奥のコーナーにプラスするのがおすすめです。

case⑤: 家族みんなでくつろぐリビングが理想。さらに居心地のいい空間をつくりたい。

インテリア事例_家族で過ごす実家のリビング

【スタッフS邸】リビング
家族3人の実家暮らし。家族がくつろげる広々と落ち着ける空間にしたいが、どこに何をプラスすればよいか知りたい。

志村: お母さまのセンスが随所に感じられ、全体的にとても完成度の高い空間です。
TVまわりの余白を整えるために、TVの左側の観葉植物の高さを少し上げると、視線が自然につながり安定感が生まれます。光の心地よさが加わるフロアスタンドを取り入れるのもおすすめ。
エアコンの下にもアートを飾ると、反対側からのフォーカルポイントになり、バランスが美しく整います。
アートのほかに、壁にミラーを掛けたり立てかけたりする方法も、奥行きが出て広く見える効果があります。
色を加えたい場合は、ソファにクッションやスローをプラスするとレザーの印象も和らぐのでおすすめ。ラグのグレーや壁のアートに使われている色を取り入れると、全体のインテリアと調和しますよ。

編集T: 今回いろいろな事例を見ることで、リビングや寝室など、部屋ごとのフォーカルポイントのつくり方がより具体的にイメージできました!
教わったインテリアのテクニックを忘れずに、実践していきたいと思います。
これから先、家族のライフステージが変わると、暮らし方も変わっていくと思うので、その時はまた教えてください!

志村: 今回、どのお部屋も個性にあふれた完成度の高い空間ばかりで、とても驚きました。

インテリアは空間全体のバランスを整えることで、はじめて本当の心地よさが宿ります。
だからこそ、小物ひとつにまでこだわるプロセスがとても大切なんです。

まずはこれまでのポイントをヒントに、実際に試してみてください。 私自身もより心地よさを求めて、家具を動かしたり小物をずらしたりと、その時々の感覚を大切に楽しんでいます。

住まいを整えることは、自分自身を支える大切な土台づくり。 お気に入りの空間で過ごすひとときが、毎日をより豊かに、充足感に満ちたものに変えてくれるはずです。

今回のポイント

  • TVまわりの余白はアートやグリーンをバランスよく配置する。
  • ラグを敷くことで、まとまりが出て部屋が広く見える。
  • 色を加えたい時は、クッションやスローでプラスする。
  • ミラーを置くことで、部屋の奥行きが出て広く見える。

※2026年3月時点の情報です。最新の情報とは異なる場合がございます。

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