SDGsの目標実現のために、「エシカル消費」（人・社会・地域・環境に配慮した消費行動）が注目され、住まいにおいても新たなものづくりが始まっています。
リサイクル材の使用や、国産材の活用、伝統工芸を取り入れるなど、企業のサステナブルな取組みは様々。
OZONEでは、環境や社会に配慮しながら、住む人にもやさしく心地よい製品、デザイン性にも優れた製品にスポットを当て、2回に分けてご紹介します。
自分らしく日々の暮らしを楽しみながら、持続可能な未来に向けて行動を始めてみませんか。
住まいのSDGs [vol.2]はこちら
― 住む人と社会に心地よい機能建材
左官材（株式会社カクイチ シリカライム事業部）
シリカライムは、天然石と、水で固まる天然水硬性石灰のみを使った100％天然無機素材の左官材です。
カビや劣化の原因となる接着剤や樹脂を含んでいないので、左官材ならではの自然な風合いや質感を楽しみながらも安心してお使いいただけます。
調湿作用、耐久性にも優れ、CO₂の削減が期待できるので室内環境も快適に。地球にも、住む人にもやさしい左官材を実現しました。
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木製室内窓（マテックス株式会社）
光を取り込み、空気を循環させて室内を快適に保ちながら、空間を程よく仕切る内装窓。枠の素材には国産杉材、ガラス部分は昭和時代に使われていた柄入りの型板ガラスをリユースした「cycleglas（サイクルグラス）」を使用しています。国産木材の活用や製造、廃棄におけるCO₂排出量などの環境問題にも配慮しました。
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コルク床材（東亜コルク株式会社）
ワインのコルク栓を製造する際に余った部分を粉砕し、固めて作られたコルクタイル。原料となるコルク樫の樹皮は、採取後再生するため、木を伐採することなく10回以上にわたり採取できるエコロジー素材です。やわらかくクッション性があり、表面にセラミック混入塗料を塗布し防滑性があるので、家族が集まるリビングはもちろん、寝室や子供部屋などで安心してお使いいただけます。
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寝具（寝具御誂専門店 IWATA東京）
中綿にモンゴルのフタコブラクダの毛を100％使用した敷パッド。太くて長い毛が、身体の重さを分散して支え、自然な寝姿勢を保ちます。保湿性・放湿性も抜群で、夏は涼しく冬は暖か。天然素材の利用や再生エネルギーの採用など、企業全体でSDGsに取り組み、繊維製品の国際的な安全規格エコテックスの認証も受けています。
寝具御誂専門店 IWATA東京の詳細はこちら
リサイクル断熱材（エンデバーハウス株式会社）
リサイクルペットボトルから製造し、エコマークを取得している高性能断熱材「パーフェクトバリア」。CO₂の削減だけでなく、ポリエステル100％・無添加で、燃焼時の有毒ガスの発生や施工時の有害物質の飛散もない、人にやさしい断熱材です。建築から解体までのCO₂発生の収支をマイナスにする「LCCM住宅」の実現のためにご活用ください。
エンデバーハウス（株）の詳細はこちら
国産木材を活かす、繋げる
「CARBON STOCK FURNITURE」
都市が排出するCO₂を吸収して育った近隣の森。その木材をより多く使用した家具を、オフィスや店舗・公共空間などで利用することで、森林資源の循環利用を高めます。
都市に多くの炭素を貯蔵し、大気中のCO₂の削減に貢献する。産地である森と都市の関係を、強く結びつける家具プロダクトです。
国産木材の魅力発信拠点 MOCTION東京の詳細はこちら
こうした企業のサステナブルな取組みを実際に見て、触れられる展示「－住まいのSDGs－ これからのものづくりとエシカルな選択」をリビングデザインセンターOZONE3F「OZONEカタログライブラリー」にて2022年11月29日（火）まで開催中。
各企業の取組みを知り、エシカルな選択について考えてみませんか。
※詳しくはこちらから
※2022年9月時点の情報です。最新の情報とは異なる場合がございます。
