開催日:2019年11/15(金)
6F STYLE GLASS 東京ショールーム

リビングデザインセンターOZONEが不定期で開催しているプロ向けのショールームレクチャーより、内容の一部をご紹介します。
ショールームレクチャーのテーマは、<体感>。製品に触れ、スタッフと語らうことにより、開発の背景やスタッフの思いなど、webやカタログでは伝えきれないリアルな魅力を感じていただきます。


光の透過性とプライバシーを守る機能を両立

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合わせガラスは飛散防止性能があり、
万一破損しても室内に飛び散らない

ガラスには光を通す建材というイメージが強いと思いますが、浜新硝子株式会社のオリジナルブランド「STYLE GLASS」のデザインガラスには、光をやわらげる、視界を隠す、インテリアを光で演出するといった働きもあります。
ショールームではお客様が困っていることを伺いながら、さまさまな機能を持ったガラスをご提案しています。

よくあるご相談の一つが、玄関や階段の手すり下などに、来客の視界を遮る間仕切りをつくりたいけれども、室内の明るさといった透過性も欲しいというものです。
和の雰囲気を好まれる方には、和紙を挟んで加熱圧着した合わせガラスがおすすめです。和紙のやさしい表情は帰宅した家族をほっとさせてくれるでしょう。


オリジナルの印刷ガラスで個性を

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デジタル印刷の例。
シルクスクリーン印刷では難しかった
多色刷りやグラデーションも実現

既存のラインナップに、耐久性にすぐれた無機系インクによるグラフィックを印刷したガラスなどをご用意していますが、ご自身のデザインによるオリジナルの印刷ガラスをつくることもできます。
印刷ガラスの分野でもデジタルプリントが進化していて、現在はシンプルなグラフィックだけでなく、オリジナルのアートや写真のデジタルデータをインクジェットプリンターで印刷し、内装用のデザインガラスをつくることも可能です。デジタル印刷なら多色刷りやグラデーションなど、アイディア次第でさまざまな使い方ができます。分割したガラスを連装させて1枚の大きな絵のように見えるような使用例もあります。


建具や家具を引き立てるガラス

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LED照明と背面のグレーミラー、
棚板ガラスの効果により、
安価なグラスでも美しく見える

工務店などハウスメーカーとの差別化を望むプロの方は、ドアなどの建具などにガラスを活用してみてはいかがでしょうか。
型板ガラスにオリジナルカラーを入れた合わせガラスは、透け感のある面材として扉などにおすすめです。

また、キャビネットのような収納家具にもぜひガラスを効果的に使っていただきたいと思います。
たとえば背面をミラーにする場合に、一般的なミラーよりも、ブロンズミラーやグレーミラーのほうが落ち着いた雰囲気になります。棚の内部にLED照明を取り付ける場合、その違いがいっそう大きく感じられるでしょう。
収納の扉にはハーフミラーのガラスを使うと透明感がありながら外からは内部が見えず、機能的です。

Ask The Staff

プロフェッショナルからよく受ける質問について聞いてみました。

Q:扱っているガラスはすべて国内生産のガラスですか?
A:材料のほとんどは国内メーカーのガラスですが、型板ガラスなど一部のものは輸入材となります。九州の弊社工場で加工し、出荷します。

Q:セラミックデジタル印刷の最大サイズは?
A:2,400x3,000mmです。印刷用のデータは、PhotoshopやIllustratorでEPS保存したものをお持ちください。
※デジタル印刷は特性の違うものが数点あり、それにより機械が変わりサイズも異なります。


取材・文/長野 伸江
※2019年4月時点の情報です。最新の情報とは異なる場合がございます。

STYLE GLASS 東京ショールーム

館内ショールーム

ガラスという素材の持ち味を最大限に生かしつつ、デザイン・異素材を組み合わせ、機能面・安全性も十分に配慮しながら今までお目にかかることがなかったような板ガラスの数々をもっと身近に感じていただけるインテリア空間を再現しながらご紹介しています。