
設計者・施工者などのプロユーザーおよびディベロッパー等をターゲットに、国産木材を活用した木造建築の設計や、木造建築物に対する東京都の補助金を活用するためのノウハウをお伝えするセミナーを開催します。実際に国産木材を活用して物件を手掛けた設計者によるセミナーのほか、補助金の活用を検討している方に向けた「補助金ミニ講座」や「個別相談会」を開催。
隈研吾氏が館長を務める施設をスタッフがご案内する「MOCTIONツアー」も開催します。
※画像はイメージです。
※やむを得ない事情により、中止または延期とさせていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。
[ 第一部 ] 13:30~15:00
●設計者セミナー/13:30~14:30
※予約優先/定員30名(定員に達しない場合は、当日参加も可能です。)
【登壇者】
齊藤 康洋(野村不動産株式会社 都市開発第一事業本部 建築部長)

野村不動産グループでは、2050年のありたい姿として「Earth Pride-地球を、つなぐ-」というサステナビリティポリシーを掲げ、自然との共生や脱炭素社会の実現を目指しています。当社グループは「森を、つなぐ」東京プロジェクトにおいて東京都奥多摩町で森林整備を行い、国産木材を建物等に活用することで、森林資源の循環利用と炭素固定に貢献しています。気候変動・地球温暖化をはじめとする環境問題への社会的関心の高まりを受け、野村不動産株式会社では主要構造部を鉄骨造との木造ハイブリッド構造を採用し建設時のCO2を削減するとともに、居心地を追及した木造オフィスビルを展開しています。
「H¹O芝公園」と「H¹O青山」は、野村不動産が建築主として事業企画及び設計監理、株式会社熊谷組が業務・資本提携した住友林業株式会社の木に関する知見を活用し、二社による共同設計を行いました。木質耐火部材使用による中高層オフィスビルの柱・梁一部の木造化によって、建築時のCO2排出量の大幅削減と、木材が成長段階で吸収するCO2の固定を実現しています。
また「野村不動産溜池山王ビル」では木材と鉄骨を合理的に組み合わせることで高い耐震性・耐火性を確保しつつ無柱の開放的で快適な木質オフィス空間を実現しています。入居テナント様から ‘’木がもつ穏やかな存在感が生活空間の延長線上のような親しみと安心感をもたらしてくれた‘’との声も頂き、木を使用したことが入居の決め手の一つになりました。また、入居してから離職率の大幅な低下や残業時間が減少したようで、木を中心としたよいオフィス環境が働き方の向上にも寄与できていることを実感しています。
このように、効果的に木を使う設計ポイントを、物件実例を見せながら当日ご紹介いたします。
●補助金ミニ講座/14:30~15:00
東京の木 多摩産材や国産木材を活用した東京都内の建築物に使える補助金「木の街並み創出事業」、「中・大規模建築物の木造木質化支援事業」の概要と、よくあるご質問等についてご説明します。
[ 第二部 ] 15:15~18:00
●補助金個別相談会/15:15~18:00
※事前予約制
具体的に補助金活用を検討している方に向けた個別相談ブースをご用意しています。検討事例が実際に補助金対象になるのかなど具体的にご相談をお受けします。
●MOCTIONツアー/15:15~18:00
※随時開催(10分程度)

モデルオフィスエリア、自治体展示エリアをはじめとして、国産木材を使用した製品を展示する「MONTHLY COLLECTION」、都市に多くの炭素を貯蔵することをコンセプトとした「カーボンストックファニチャー」、館長 隈研吾に関わる展示「隈研吾ライブラリー」など、ご案内いたします。