山形大学工学部 建築・デザイン学科 学生による
有機EL照明+有機太陽電池+瓦リサイクル 活用デザイン 作品展

山形生まれの「有機EL照明」は、人や環境にやさしく、自然な色の再現に優れた“次世代のあかり”として注目されています。

有機ＥＬ照明のパネルには、「面全体が光るから目にやさしい　薄くて軽くて曲げられる　発熱が少なく紫外線が出ない」という特徴があり、最近では眩しさが少なく、良質な睡眠につながるとの研究結果も出されています。

「有機太陽電池」は、地球温暖化対策として再生可能エネルギー拡大を目指す中、中核を担う太陽光発電の新たな方式で、現在主流のシリコン系太陽電池と異なり、「低コスト化、薄型・軽量、デザイン性（透明性・カラフル性）」などの特徴を持つため、将来、市場において、大きなインパクトが期待されている発電方式です。

家屋の解体や葺き替えで生じた廃瓦の再利用に向けた取組みである「瓦リサイクル」は、山形県内でも低炭素社会に貢献する「ごみゼロやまがた」を実現するため、廃瓦を適正に利用する資源循環システムの確立を目指しています。

山形大学工学部の建築・デザイン学科では、生活環境への創造的な提案解決能力を習得することを目的に「インダストリアルデザイン」の授業を行っています。
2021年後期に行われた講義・演習では、学生がデザイン思考を発揮して、「有機 EL 照明＋瓦リサイクル 活用デザイン」の提案を行いました。
今回の展示では、講義を通して学生が提案した作品の数々をご紹介いたします。

【担当教員：秋葉 圭史／山形大学工学部 建築・デザイン学科（非常勤講師）】