山形生まれの「有機EL照明」は、人や環境にやさしく、自然な色の再現に優れた“次世代のあかり”として注目されています。
有機EL照明パネルは、下記のような特徴を持ち合わせています。
- 面全体が光るから目にやさしい
- 薄くて軽くて曲げられる
- 発熱が少なく紫外線が出ない
- 省エネで地球にやさしい
一方、山形県庄内地方(沿岸地域)では古くから多くの建築に瓦が使用されており、家屋の解体や葺き替えで生じる廃瓦の処理が問題となっています。低炭素社会に貢献する「ごみゼロやまがた」を実現するために、廃瓦を適正に利用する資源循環システムの確立が求められています。
世界で初めて白色に光る有機ELの開発に成功した山形大学工学部の建築・デザイン学科では、生活環境への創造的な提案解決能力を習得することを目的とした「インダストリアルデザイン」の授業を行っています。2020年後期に行われた講義・演習では、学生がデザイン思考を発揮して、「有機 EL 照明+瓦リサイクル 活用デザイン」の提案を行いました。
今回の展示では、講義を通して学生が提案した作品の数々をご紹介いたします。
【担当教員:秋葉 圭史/山形大学工学部 建築・デザイン学科(非常勤講師)】
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