フルオーダーを含むハイエンドなシステムキッチンの提案を行っているリビングデザインセンターOZONE 6Fのショールーム【INTENZA by INFILL】。「収納力」を核とした使い勝手の良さと、高級感あふれるデザインによるスタイリッシュさとのバランスに気を配った数々のシリーズが用意されています。INTENZAのブランディングと新商品に込めた思いについて、空間のトータルプロデュースをする株式会社インフィルにお話を伺いました。

history856_01.jpg

リビングデザインセンターOZONE 6F【INTENZA by INFILL】

―『A'dress』シリーズが目指す「用と美」の調和

「INTENZAのスピリットを象徴しているのが、ハイグレードモデルの『A'dress』シリーズです。キッチンを検討されている一般のユーザーにも分かりやすいよう、収納力とデザイン性の両立を「address(収納の住所)+dress(ド レス・正装)」というネーミングに象徴させた、私たちオリジナルのキッチンです。」と話すのは株式会社インフィル商品開発・PR課長の関澤秀之さん。

ストック食材、食器、カトラリー(フォークやスプーンなど)、鍋やフライパン、ユーテンシル(お玉やフライ返しなど手持ちの調理道具)など、キッチン周りにあふれる混沌としがちなモノたち。その各々に住所=アドレスを与え、そこから使いやすさ、片づけやすさ、美しさを創り出し、それを「暮らしやすさ」につなげていく。その大前提となる十分な「収納力」を持とうというのが『A'dress』シリーズの基本的な考え方です。しかし、ただ単に大容量の収納を備えたり、「調味料のための引き出し」など、あらかじめ決めこんだ機能を持たせるだけではうまくいかないことも……。

「キッチンの使い方や理想像は本当に多様です。ユーザーによっては『収納する場所』を強制されたくない、と感じている方もいらっしゃいます。こちらで使い方を決めてしまうのではなく、余裕とフレキシビリティを持った収納スペースを用意し、ユーザー自身の創造性も尊重しながらきっかけやヒントを提供する…… そういうスタンスを大事にしています。その着地点は設計段階での密な対話の中で磨きこんでいくことが大切ですね。」(関澤)

history856_02.jpg

様々なアイデアが盛り込まれた調理スペース「Stretch Sink」

―魚好きな開発者のアイデアから生まれた「Stretch Sink」

INTENZAのキッチンのもう一つの大きな特徴とも言えるのが「Stretch Sink」の存在です。これはカウンターとシンクの中間領域に調理スペースを配置した新発想設計のシンクの名称。カウンターの天板とほぼ同じ高さに、レールを配した水を扱える作業台を備え、まな板を置いたり、野菜を洗ったり、肉や魚などの生もの置き場にしたりなど、様々な用途に活用できるというものです。

「魚をさばいた後の生臭さ、片づけの大変さなどが気になっていた魚料理好きなスタッフのひらめきから生まれたINTENZA独自の商品です。まな板をレール上に置けるので接地面を気にせずに両面が使え、全体に水を流せるので匂いや生ゴミも簡単に洗い流すことができます。天ぷらや製パン・製菓など、粉を扱う作業の場所としても最適です。」(関澤)

食器用洗剤が残っていそうなシンクで野菜を洗う、あるいは、野菜の泥を落としたままのシンクでパスタの湯切りをするなど、気になりながらも目をつぶってしまっていた衛生面での心配事が誰にでもあるはず。これらはシンクとカウンターをめぐる作業工程の重なり合いや衝突から起きていたこと。ドライにもウェットにも使える「Stretch Sink」は、シンクとカウンターの間の緩衝地帯をキッチンに持ち込むことで、このコンフリクトを解消へと導こうと提案しています。こうした考え方もやはり、モノたちに「居場所」を与えて使いやすさを創造するという、『A'dress』シリーズの基本概念と通底していると言えるでしょう。

history856_03.jpg

ユーテンシル(お玉やフライ返しなど手持ちの調理道具)の新しい収納方法を提案する新商品「Utensil Stand Box」

―追加オプションの供給による生活ストーリーの補完

現在、【INTENZA by INFILL】では、INTENZAの新作商品が紹介されています。その一つが「Utensil Stand Box」。引き出しにごちゃ混ぜに寝かせて収納されがちなユーテンシル群を、個別のボックス型スタンドに立てて収納することができるというもの。ボックスはキッチンカウンター内の引き出し収納の内寸に合わせて作られていて、縦にも横にも隙間なく収めることができるようになっています。もう一つは「Clean Box」という底板が網状になっている小型の水切りボックス。シンク内に設置し、「Stretch Sink」から出る生ゴミを受けるストレージやカトラリーのまとめ場所など、様々な用途に使うことができます。

INTENZAの打ち出す大型・造り付けのシステムキッチンとは若干イメージが異なる、こうした収納小物を開発・商品化していくことには、どのようなねらいがあるのでしょうか。

「これらもやはり、お客様自身に創造的な使い方をしていただくためのヒントとなるアイテムとして開発をしました。『Utensil Stand Box』はユーテンシル以外の道具や調味料、食材などの収納スペースとしても活用していただきたいですし、ピクニックやバーベキューの時にはバルコニーやアウトドアにそのまま持ち出しせるデザインにするなど、収納器具の範疇を超えたカジュアルな使い方も想定しています。『Clean Box』はモノとしてはよくある三角コーナーと同じに思われるかもしれませんが、『Stretch Sink』から流れてくる生ゴミを受けることを前提とした追加オプションとして考えられたものです。シンクの水勾配にピッタリと合わせることができる脚部のアジャスト機構など、似たような商品を買ってきて置いただけでは得られない、細やかな配慮も怠っていません。」(関澤)

痒い所にも手が届くオーダーキッチンづくりには、お客様のニーズを設計段階できめ細かくヒアリングし、その声をもとに細かなパーツを納めていくことが肝要。しかしキッチンは竣工したら終わりなのではなく、それが生活空間となってからが本番です。INTENZAは「小物は別領域」と切り捨てず、足りなかったもの、必要なものを継続的に補っていく心配りによって、その先の生活ストーリーの「のびしろ」をも見据えています。

history856_04.jpg

Stretch Sinkの下にピッタリ収まる新商品『Clean Box』

株式会社インフィルは、創業90年以上の歴史を持つ石川県金沢市の企業、三谷産業株式会社のグループ企業。また、関連会社には高級浴室ブランド「BAINCOUTURE」を展開する企業なども含まれています。2022年4月にリニューアルオープンしたばかりの東京・西神田のショールームでは、これら関連会社・関連商品を統合的に扱い、トータルな住空間がイメージできるようになっているとのこと。OZONEとあわせて商品セレクトや情報収集にお役立てください。

―メーカーよりメッセージ

空間を構成する装飾や色のトーンなどの「デザイン的価値」。ライフスタイルに合った使いやすい収納や動線などの「機能的価値」。わたしたちはふたつの価値を大切にしながら「収納の困りごとを解決できるキッチン」をコンセプトに、お客様の暮らしに寄り添い、一緒に作り上げてまいります。是非お気軽にご相談ください。

※文中敬称略

出展情報はこちら>>

6F【INTENZA by INFILL】
※このショールームは、暮らしを彩るさまざまな製品・アイテムをご紹介する「SHOWCASE in OZONE」の展⽰スペースとなります。
スタッフによるご案内をご希望の⽅は事前にご予約をお願いいたします。

INTENZA


※2022年6月時点の情報です。最新の情報とは異なる場合がございます。

INTENZA by INFILL

館内ショールーム

【address(収納の住所)+dress(ド レス・正装)】というネーミングが象徴するように、収納力とデザイン性を両立させたオリジナルのキッチンを紹介しています。
使い手の動線にもこだわり、調理作業を効率よくスムーズにするためのパーツを開発、提案し続けています。