2020年から、設計・施工のプロフェッショナルを対象に、館内ショールームの製品をお試しいただく 『モニター企画』を実施し、多くの設計者にエントリーいただきました。ここでは、採用された施工事例を数回に分けてご紹介します。


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外で過ごす時間を豊かに彩るアイテムやコンテンツを紹介するト組のショールームで、リビングデザインセンターOZONE 6F「ソトニアル新宿」。今回、モニター企画で、ショールームを運営するト組が取り扱う宅配ボックス「ヴィコDB120」を採用した施主で、建築監修も自ら行ったMさんに話を聞いた。

――この家に住むことになった経緯をお聞かせください。

Mさん こちらに引っ越す前は夫と二人で賃貸マンションに住んでいたのですが、将来家族が増えた時のことを考えて、新居を探していました。夫と私の職場の中間地点になるエリアを重点的に探していると、杉並区に築10年の中古住宅が売りに出されていて、場所や間取りなどの条件が良かったため、1年前にこの家を購入しました。前の持ち主がとても綺麗に使っていたので、改修は水回りとリビングの一部を少しだけ直すことに。現在、私は建築施設管理の仕事をしていますが、前職で設計事務所に勤務し、集合住宅や福祉施設、オフィスなどの設計をしていた経験から、監修という立場で設計管理に関わりました。

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道路に面した花壇に設置した宅配ボックス「ヴィコDB120」。

――今回のモニター企画に応募した理由を教えてください。

Mさん 元々、夫と暮らしていた賃貸マンションの共用部に居住者が使える宅配ボックスが設置してありました。共働きで、昼間自宅で荷物を受け取ることができないため、マンションの宅配ボックスは頻繁に利用していました。とても便利だと感じていたので、一戸建てに住み替えても、「絶対に宅配ボックスは設置したい」というのが夫婦の共通認識でした。宅配ボックスは住宅設備機器機メーカーやエクステリアメーカー、ホームセンターなどで、実にさまざまな製品が売り出されていますが、いざ探そうと思うと商品点数が多すぎて迷ってしまって……。そんな時に、新居の内装材や設備を検討しようと、学生時代から通い慣れたリビングデザインセンターOZONEに、買い物がてら出かけたのです。ちょうど来店した時に3Fで新作展が行われていて、ト組の宅配ボックスが展示されていたんです。新居の宅配ボックスを探していた時期だったので、すぐに目に留まり、すっきりしたフォルムとシンプルなデザインに惹かれました。そこで、モニターキャンペーンの応募用紙を見つけて、「これは!」と思い応募したのです。

――どんな宅配ボックスを設置したいと考えていたのでしょうか。

Mさん 賃貸マンション時代に荷物を受け取る時は、いくつかサイズがある中でも大きい宅配ボックスを利用する頻度が高かったので、庫内はなるべく大きいものが良いと考えていました。今回は改修だったので「置き型であること」「家に馴染むデザインであること」が前提に宅配ボックスを選びました。機能の面でいうと、雨に濡れないこと、印鑑をしまう場所があること、盗難を防ぐ鍵付きタイプであることも条件に入れていました。ト組の宅配ボックス「ヴィコDB120」は、こうした条件を満たしていたので、応募が採用されたと連絡が来た時はとてもうれしかったですね。

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左:500mlのビール缶が24本(2ダース)や2Lペットボトル6本入り箱が収納できる広い庫内。
右:荷物を入れて扉を閉めると鍵がかかり、盗難を防止する。

――「ヴィコDB120」を設置するために工夫した点、苦労した点はございますか。

Mさん ト組の宅配ボックスは置き型の「ヴィコDB120」と、壁付けで設置できる「ヴィコDBスリム」の2タイプがあり、わが家は置き型タイプの「ヴィコDB120」を選びました。もしも新築だったら、門塀に埋め込み型の宅配ボックスを選んでいたかもしれません。既存の建物と敷地の中で宅配ボックスが置けるスペースが、門扉横の花壇スペースの一部でしたので、置き型タイプの「ヴィコDB120」をセレクトしました。設置はわが家の改修工事をしてくれた施工会社にお願いして、花壇の一部にコンクリート基礎を打ち、アンカーを打って宅配ボックスを支えるスタンドを固定しました。基礎工事自体に難しさはなかったのですが、設置場所の奥にガスメーターがあり、定期的にガス会社の方がメーターをチェックに来るので、宅配ボックスとガスメーターの最低限の距離や、のぞいてメーターの数値が見える位置にするという点には気を配りました。

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左:宅配ボックスの設置場所を事前に立面図で検証
右:花壇の一部に打ったコンクリート基礎

――実際に宅配ボックス「ヴィコDB120」の使い心地はいかがですか。

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門扉の色に馴染むマットベージュの「ヴィコDB120」

Mさん まず、花壇に設置したのは正解でした。花壇自体が道路から540cmの高さがあり、そこに宅配ボックスを設置したので、屈まなくても荷物を出し入れできるのは便利でしたね。今回は既存の門扉に合わせてマットベージュを選んだのですが、宅配ボックスが建築に馴染み、目立ち過ぎない点も気に入っています。扉のカラーが他にシャインチーク、アニグレ、ウォールナット、マットホワイト、マットベージュ、マットブラックがあり、住宅がエクステリアのテイストに合わせて選べるので、住宅設計者にとっても選択肢があって良いアイテムだと思います。庫内の有効内寸が、W320×D378×H530で、500mlのビール缶24缶(2ダース)の梱包を収納することができ、大半の荷物は受け取れるので助かっています。宅配業者が荷物を入れ、扉を閉めると鍵がかかるので盗難の心配もなく安心です。また非対面で受け取れることは、今の暮らしでいろいろと助かっています。今回一戸建てに引っ越したあとに子どもが生まれ、ネットショップなどで買い物をした際に宅配ボックス預かりにすることで、赤ちゃん寝付いたというタイミングにインターホンが鳴ってしまう、ということがなく荷物を受け取れるので重宝しています。また、コロナ渦において感染防止になります。在宅勤務でリモート会議の際もインターホンを鳴らされたくない時もあると思います。非対面で荷物の受け取りが出来るという点は、ウィズコロナ時代でも一役買ってくれる必需品のひとつと言えそうです。


取材・文/梶原 博子
撮影/大倉 英揮

ソトニアル WAVE 新宿

館内ショールーム

楽しいことは“ソトニアル”をコンセプトに、宅配ボックス・郵便ポスト・外水栓など住宅外回り必須アイテムから、屋内外対応可能な壁張材、ガーデンソファや雑貨などソトを彩るアイテムをご紹介するショールームです。