リビングデザインセンターOZONEでは、設計・施工のプロフェッショナルの方を対象に館内ショールームの製品をお試しいただく 『モニター企画』を2020年から実施しており、採用された施工事例をWEB OZONEで順次ご紹介しています。
『モニター企画』の詳細はこちら(※募集は終了しています)


activity1090_01.jpg

東京:JR阿佐ヶ谷駅近くの低層集合住宅。1991年竣工の建物を一棟丸ごとリノベーションし、2010年に再分譲された物件です。ムラコシ精工 新宿ショールームによるモニター製品、アルミフレーム扉【AXシリーズ】は、こちらの建物の一室を再分譲時に購入された馬場さん・理香さんご夫妻のお宅に採用されました。住み始めてから12年ほどが経過したこのタイミングでなぜアルミフレーム扉が必要になり、追加施工に至ったのか。そこには暮らし方の変化や、間取りや内装に求められる要件の移り変わりが大きく影響していました。

―まず、こちらのお宅に住まわれるようになった経緯とお住まいの特徴をお聞かせください。

馬場さん リノベーション前は銀行の社宅だったと聞いています。ここに移る前は賃貸住宅に住んでいたんですが、二人の子どもも大きくなってきますし、そろそろ家を……と探していたところ、たまたま見つけた物件でした。それ以前はずっと社宅に住んでいましたが、施設は古くても間取りや日当たりはとても気に入っていたので、社宅や団地のような建物を綺麗に改装した物件があればと思っていたんです。リノベーション前の状態も見学させてもらっていますが、ここは四面採光ですべての部屋に窓がありますし、南と北の窓を開けると風もよく通るのですぐに気に入りました。

理香さん 一棟丸ごとのリノベーションでも各戸の内装はこちらの要望を聞いてもらえたので、かなり自由に提案ができました。古いタイプの社宅なので、もともとは襖(ふすま)や押し入れも多く、間取りが細かく分かれていたんですが、それをそのまま活かしたお宅もあれば、我が家のようにある程度部屋をつなげて広く使う改装を望んだ家もあるようです。でも、建築のことはあまり詳しくないので、いざとなると何をどう頼んでいいのか、よく分からなかったんです。なので、間取りや内装はできるだけシンプルにして、あとは住んでみてから考えようと思ったんですが、住み始めてしまうとそう簡単には変えられないものですね(笑)

activity1090_02.jpg

扉を閉じた状態。乳半色のパネルを採用し、奥の部屋の窓から入る光を引き込んでいる。

―住みながら内装を変えるのは難しいと思われていたなかで、今回、ムラコシ精工のアルミフレーム扉【AXシリーズ】を導入されることに踏み切ったのは、何がきっかけだったのでしょうか?

馬場さん 私と妻は共働きなんですが、コロナ禍によって仕事のほとんどが在宅でのリモートワークに切り替わったことが最大の要因です。それまで昼間はほとんど家に居ない生活でしたが、夫婦とも一日中家に居るようになり、暮らし方が一変してしまいました。ネットを介した会議なども頻繁にありますし、お互いの仕事の音も気になりますから、どうしても新しく間仕切りが必要になったんです。

理香さん 当初は大きなダイニングテーブルの向かい側に座っていれば大丈夫だろうと思っていたんですが、実際は音が気になって仕事に集中できませんでした。

馬場さん それでもやはり、どんな間仕切りがあるのか、どうやって取り付けるのか、予算はどれくらいなのかなど、本当に分からなかったので、まず、リビングデザインセンターOZONEに出かけてみました。もともとOZONEにはザ・コンランショップなどがあり、インテリアを見に訪れていましたので。そこでムラコシ精工のショールームの存在を知り、いろいろと話を聞かせてもらいました。私たちにも分かるようにとても丁寧に説明してくださって。その中でモニター募集の件を教えてもらい、その後、知り合いの設計士さんを介してプランをまとめて、応募していただきました。

―【AXシリーズ】の決定打はどんな点でしょうか?

理香さん 他社の商品も比較しながらショールームを見に出かけたのですが、ムラコシ精工は扉の寸法や開け閉め方法の自由度が高かったのが魅力でした。リモートワークが大きな要因ではあっても、今後も暮らし方は変わっていくでしょうし、部屋の用途を固定したくはなかったので、どんな模様替えをしてもフレキシブルに対応できるよう、なるべく設置条件に制約のないものにしたかったんです。デザインもとてもシンプルで、今ある家具ともテイストが合っていました。あとは光の問題ですね。間仕切りを入れるといっても真っ暗にはしたくなかったんです。光を通さない板のようなものでも、完全に向こうが見えてしまうほど透明なものでもない、適度に光が透過するような乳半色のパネルを選べたのも、決め手の一つでした。

―やはりコロナ禍による生活の変化は、お宅の中の環境を見つめ直す大きなきっかけになったということでしょうか?

馬場さん 我が家のような夫婦共働きの家庭は特にそうだと思います。日中、ほとんど人のいない状態から、夫婦ともずっと家の中にいる生活に変わると、見えてくるものも気になることも、大きく変わってくるはずです。今では完全な在宅勤務ではなくなり、出社もするようになっていますが、リモートワークとの併用は続いていますし、まったくの元通りになるかは分かりませんよね。家での過ごしやすさは、本当に大事なことだと、あらためて考えるようになりました。

理香さん 「リフォーム」というとどうしても予算もかかり、大掛かりな工事が入って、その間どこか別のところに住む必要があるんじゃないか……と躊躇してしまいますが、今回のように部分的な改修や取り付けなら、それほど費用も時間もかからないことがよく分かりました。実際、このアルミフレーム扉の取り付けは1日でほとんど終わってしまいました。

activity1090_04.jpg

扉は3枚連動タイプを採用。3枚重ね+レール幅があっても、垂れ壁の厚みの中に十分納まる。

activity1090_05.jpg

上レールのみを使用した吊り下げ式で設置。床には段差がなく、清掃用ロボットの障害にもならない。

―実際にお使いになっての印象はいかがでしょうか?

馬場さん とても気に入っていますよ。上側のレールだけで吊り下げ、下にレールのない形で施工できたので、扉を開けておけば見通しが抜けているひと続きの部屋のような印象になりますし。床に段差もできないので自動清掃用ロボットも問題なく動作してくれますね。吊り下げ式はこちらから希望したポイントでもありました。また、壁の幅の中に三枚の扉がしっかり収まる厚みなのもよかったですね。もしも扉がもっと厚くて二枚分しか収まらなかったとしたら、扉一枚分の寸法が大きくなり、開口部も狭くなってしまいますので。急激に閉まったり、壁に勢いよく当たってしまうことを防止するソフトクローズ機能が、扉を閉める時だけでなく、開ける時にも効くのも心地よいですね。

理香さん この部屋は一番北側に面していますが、もともとは寝室として使っていて、扉の設置前は暖房を入れてもなかなか暖かくならず、本当に寒かったんです。リノベーションのときに、広くフレキシブルに使おうと襖を取り払ってしまったデメリットでした。設置後はリモートワーク用の部屋として使っていますが、冷暖房もしっかり効くようになって、とても快適です。もっと早く設置すればよかったと、今では思っています(笑)。 でも冷暖房の効率のことをしっかり考えるようになったのも、コロナ禍で夫婦ともほとんど一日中家に居るようになったからこそですね。

activity1090_06.jpg

扉を開いた状態では奥のリモートワーク用の部屋に視線が抜け、ひと続きの部屋のように広く見える。
テレワーク時の音、冷暖房効率、採光など、コロナ禍による暮らし方の変化を【AXシリーズ】がカヴァー。

―施工担当のYDK 吉田さんにもお話を伺いました。

吉田さん 物件そのものは12年前にリノベーションされたもので、私は携わっていませんが、もともと知り合いだった馬場様からムラコシ精工のアルミフレーム扉の取り付けと、元からあった木製間仕切りの移設のみを今回受注しました。【AXシリーズ】は馬場様が独自に見つけられ、提案を受けたものです。私も以前からムラコシ精工の商品には関心がありましたが、これまで採用したことがなく、今回、馬場様ご夫妻がショールームへ伺われたあと、私自身もショールームに行って詳しく話を聞き、今回のモニター募集を知りました。最終的に、私とムラコシ精工の営業担当者とで現場に合う仕様を選び、馬場様の了解を得て商品を選定しています。

設置場所は、以前は寝室、現在はリモートワーク用に使用している部屋と廊下の間仕切りになります。壁、天井はホワイトの塗装仕上げ、床は無垢材のブラウン系なので、シンプルなデザインの【AXシリーズ】にマッチしていると思います。廊下まで窓の光が届くように乳半色の面材を使用し、開口幅をできるだけ拡げるため三枚連動としました。アルミフレーム扉そのものの施工はスムーズでしたが、既存の垂れ壁の高さは変えられないので、上のレールの取り付けには新たに木枠を回してあります。このお宅が抱えていたテレワーク時の音の問題、冷暖房効率の件、採光を阻害しない点などが解決できたと思います。取り付けがスムーズだったのは、製作図面の作成や事前の木枠の取り付けなど、営業担当者の方にもサポートしていただいたお蔭です。【AXシリーズ】を使うことでお客様の生活環境がより良くなればと思っています。

撮影/大倉 英揮
※2023年2月時点の情報です。最新の情報とは異なる場合がございます。


ムラコシ精工 新宿ショールーム

館内ショールーム

金具メーカーのショールームです。
主に、住宅内装用の機能金具を扱っております。
お部屋の様々なライフスタイルに合わせて、便利な機能を持った金具をご紹介します。
室内ドア、収納扉、家具扉に至るまで、使用用途に合わせたご希望の商品が見つかるかもしれません。
また、耐震金具や収納金具など、幅広く取り扱っています。