ほどよい距離感とオープン性で快適&楽しい二世帯住宅

〜OZONE家designの事例から〜

北側にキッチンとカウンターデスクが。デスクは数年先、宿題コーナーとする予定。コンロの左側に洗濯機を置き、物干し用デッキテラスへの短い動線も確保。

  • 東京都・八王子市
  • 家族構成:夫47歳 妻35歳 長女4歳 長男2歳 父78歳 母77歳(取材当時)
  • 竣工:2017年12月

家族全員、家がいちばんと思えたら理想的

H邸は、ご夫妻+2人のお子さんの子世帯と、親世帯(ご主人のご両親)が暮らす二世帯住宅。ご両親が長年営んでいた青果店の閉店後、リフォームを経て、建て替えで実現しました。「家族の誰もが、家がいちばんと思えて、これからいい思い出をいっぱいつくっていける、そんな家にしたいと願いました」とご主人は振り返ります。

子どもに目が届きやすい緩やかな平面構成

敷地は北側と南西側の2面が道路に接する変形敷地。建築家の石井正博さん+近藤民子さんは、ここに敷地形状を生かした「へ」の字型の2階建てをプラン。1階が親世帯、2階が子世帯で、ともに空間が緩やかに折れ曲がって連続する開放的な構成です。「間仕切りがないので動きやすく、子どもに目が届くため安心して家事がこなせます」と奥さま。また、2階の子世帯の寝室から、対角線上に1階親世帯のLDが望めるなど、双方の気配がさりげなく伝わる安心感も得られました。

2ウェイ動線の確保で共用部も使いやすく

H邸ではキッチンは二世帯別々で、1階にある玄関や浴室は共用。共用といっても玄関も浴室も2ウェイの動線があり、どちらの世帯も使いやすい設計になっています。「要望は、お互いに干渉しすぎないで暮らせること。適度な距離感を持ちながら交流し、助け合っていけたらと思います」(ご主人)。

建物に囲まれた庭は
安全安心なコミュニケーションスポット

2方向の建物に囲まれた庭は、中庭のように落ち着ける雰囲気。玄関近くのガラスドアから出入りしやすく、子どもたちの安全な遊び場所であり、二世帯のコミュニケーションの場にもなっています。庭の南側に見えるのはミカンの木。「苗木から育てて20年近く。今、家族みんなで収穫を楽しんでいます」とお母さま。家とともに世代をつなぎ、これからも成長を続ける、まさにシンボルツリーの存在です。

南側から。敷地の境界近くまで建物を延ばし、道路沿いを板塀で囲うことで、安全な庭が実現できました。

DKからはリビング、階段室、子ども室まで視界に入り、家族への声かけもスムーズです。

両手を広げたような建物に囲われた庭。建物には雨がかりを避けた2つの長いテラスがつけられ、大人も子どもも思い思いにくつろげる工夫。

親世帯のDKと和室はワンルーム感覚で広々。南側の庭は奥行きがあるため、1階でも採光性が格別です。

ワイドに視界が広がる2階の子世帯LDK。ロシアンバーチを張った勾配天井が、いっそう開放感を演出します。DK側の掃き出し窓の外にデッキテラスを配置。

階段の手前にはドアをつけ、必要に応じて開閉。2階の物音がうるさいかなと案じ、子世帯側で設置を提案したそう。さらにドアは空調の効率化にもお役立ち!

二世帯共用の玄関。正面のガラスドアから子世帯も気軽に庭に出られる設計。左に見える引き戸は、子世帯専用の洗面・浴室の出入り口。

DKとつながるデッキテラスは、物干しのほか、夏場は子どもの水遊びなど様々に活用。シャープな三角形の開口が空を切り取り、外観に個性を与えています。

階段室につけたトップライトが下方まで穏やかな光を届けます。三角形の切り替えがいいアクセント!

子ども室とその奥に主寝室が。子ども室は将来2分割の間仕切りをつけ、さらに勾配天井を生かして、ロフトを設ける計画もあるそう。

北側からの外観。「夜は三角形の開口から内部の光が漏れて素敵」とご主人。駐車場は3台分の広さを確保。

2階の窓からは庭が一望でき、ミカンの木もよく眺められます。「今そっちに行くよー」と子どもたち。

建物のどこからでも見えるコーナーにミカンの木が。子どもたちも収穫を楽しめるようになりました。

家づくりカレンダー

20156

二世帯住宅を計画する

二世帯住宅の計画をスタート。「両親もだんだん高齢になりますし、孫と暮らせたらうれしいかな、と」(ご主人)。両親はこの申し出を喜んで受け、家づくりが始まった。

20162

OZONEにプロデュースを依頼

夫は新築の知人宅を訪問。それがOZONEプロデュースによる建築家設計の家だった。「家といえば建売住宅くらいのイメージしかなかったので、建築家のデザイン性やアイデアが新鮮で! それがOZONEさんに依頼したきっかけですね」(同)。

20164

建築家と面談を行う

OZONEでライフスタイルシートなどの記入を経て、建築家3名を選んで面談へ。二世帯住宅として快適な方向性を共通とし、デザインテイストが異なる3名を選んだそう。

20165

コンペで建築家を決める

コンペを実施し、石井正博さん+近藤民子さんに決定!「二世帯がそれぞれ快適に暮らせそうなプランに一目ぼれ。ちょっと目立つ外観を望んでいたので、大きな三角形状の開口も気に入りました」(同)。

20174

一部プランを見直して着工へ

当初のプランでは庭と2階をつなぐ外階段があったが、予算の関係で取りやめに。それ以外は変更なく、工事がスタート。

201712

家が完成! 二世帯での暮らしが始まる

工事中、両親は借家に仮住まいし、約8か月後に新居が完成! 「外階段がなくても玄関近くのガラスドアから庭にサッと出られるので、子どももよく遊んでいます」(奥さま)。

コンサルタントからのコメント

H邸は、ご主人が相談にみえたときから、家族みんなが幸せになれる二世帯住宅をと、強く望んでいたのが印象的でした。その思いがかなえられ、実現したのは、両世帯がのびのびと使いやすく、また2人のお子さんの子育てもしやすい家。2方向の建物の配置で広い庭を確保でき、さりげない交流の場とできたのもサクセスポイントです。

DATA

敷地面積 226.23m2(68.55坪)
延床面積 142.93m2(43.31坪)
構造 木造軸組工法
竣工 2017年12月
設計 設計事務所アーキプレイス
施工 内田産業
撮影 大槻茂
テキスト 田中敦子
敷地面積 226.23m2(68.55坪)
延床面積 142.93m2(43.31坪)
構造 木造軸組工法
竣工 2017年12月
設計 設計事務所アーキプレイス
施工 内田産業
撮影 大槻茂
テキスト 田中敦子
協力:住まいの設計(扶桑社)

OZONE家designとは

OZONE住まいづくりコンサルタントが、お客様の叶えたい暮らし、想い描く住まいのよき理解者として、最適な家づくりのプロセスをご提案します。様々な知識が必要な家づくりにおいて、設計者や施工者のペースで進められがちなコミュニケーションもしっかりフォロー。お客様が主役となる、納得感と満足感のある「家」を実現します。

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