金物ひとつでインテリアもスマートに

7Fムラコシ精工
新宿ショールーム

道前 麻里子
テキスト:杉江あこ/撮影:根田拓也
2011.6.09
日常生活の中で、日に何度となく行う扉の開け閉め。室内扉、キッチンの収納扉、クローゼットの扉…これらの扉がストレス無く開け閉めできるかどうかで、生活の質もずいぶん変わってきます。今回はムラコシ精工 住インテリア事業部の道前麻里子さんにお話を伺いました。


murakoshi_01.jpgさまざまな機能部品の開発において、ムラコシ精工が掲げる3つのコンセプトは「Silent(静か)、Safety(安全)、Smooth(なめらか)」。この3つのSを追求することで、顧客の「Satisfaction(満足)」を高めることを目標にしています。

中でも、最近注目を集めている商品が「感知式耐震ラッチ」。「阪神淡路大震災をきっかけに、10年かけて開発した収納扉用の金具です。震度5弱以上の揺れを感知すると自動的に扉をロックし、揺れが止まると自動的にロックを解除する機能を備えています。開き戸であれば片開きでも観音開きでもどちらにも対応します。さらに引き出しにも対応するため、キッチンやリビングにある幅広い収納扉にお使いいただけます」と道前さん。

その仕組みはラッチの内部に仕込まれた、重りと振り子の機能を持つ円錐形のセンサーにあります。これが揺れによって傾くことでロックが掛かり、揺れがおさまると自然と元の位置に戻ることでロックが解除されるのです。この機構はムラコシ精工の特許となっています。

「東日本大震災が起きてからは、一気に問い合わせが増えました。天井に近いところに収納されている物ほど危険です。食器やグラスなどが飛び出してきて割れると、部屋全体に破片が散らばり、二次災害を招きかねません。それを防ぐためにも、割れ物を収納している扉には取り付けをおすすめします」。ちなみに開き戸用は金具をネジで留めるだけなので、既存の収納扉に簡単に取り付けが可能。引き出し用は加工が必要なので、主に造作家具向け。設計段階での相談が必要になります。

murakoshi_02.jpgまた、インテリアを考えた場合のおすすめは「フラット引き戸」。通常の引き戸とは違い、扉が閉まっているときにはフラットな面になるのが特徴です。片方の扉の戸先を少し手前に引くと、扉が前に飛び出し、そのまま横にスライドし、もう一方の扉に重なるような仕組み。「スペースを取らないので、洗面所など狭い空間の収納扉に最適です」と道前さん。

もうひとつは「ソフトクローズ」。これは開き戸、引き戸、折れ戸に対応する機能で、扉が完全に閉まる直前に「ゆっくり閉まる」のが特徴です。「これなら扉の閉まる音がうるさく響きません。さらに子どもがうっかり指を挟んでしまうのを防止し、力の弱ったお年寄りでも簡単に開け閉めできるのが良いところ」。

「扉や金具、丁番を工夫するだけで、想像以上に気持ちよく、スマートに生活ができるようになるんですよ」と道前さんはアドバイスします。意外に見落としがちだった扉の部品。より快適な生活を手に入れるため、今一度、扉の状態を見直してみてはいかがでしょうか。ショールームでは実際に扉の開け閉めが体験できます。

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