2つの吹き抜けと2つの庭を持つ明るくのびやかな住まい

〜OZONE家designの事例から〜

家族が思い思いに過ごしつつコミュニケートできる、間仕切りのないワンルームのLDK。ダイニングに腰かけると、吹き抜け越しに空が眺められます。

  • 東京都・大田区
  • 家族構成:夫 妻 大学生 高校生(取材当時)
  • 竣工:2018年2月

周囲の「抜け」も検討し、希望の土地を入手

Tさん夫妻は、都内の閑静な住宅地に約57坪の敷地を取得。「土地に対する要望をよくご存じの、かかりつけのような(笑)不動産屋さんからのいち早い情報で出合いました」(奥さま、以下同)。
売りに出されていたのはかなり広い土地でしたが、周囲の「抜け」などを検討し、希望の区画を入手されました。

主役は、間仕切りや柱のないワンルームLDK

家に対する優先順位は、採光・通風をトップに、耐震性や防犯性、家事動線、素材、デザイン性と続きます。「この家の構造であるSE構法は、耐震性の高さから主人が興味を持っていた工法。建築家の平真知子さんには、これで建てたいとお願いしました」。 さらにSE構法は、大空間や大開口の実現が可能。平さんはこの特性を存分に生かし、1階LDKを間仕切りや柱のないワンルームに。大開口に加え、2つの吹き抜けも設けて格段に明るい空間としました。

将来の暮らしも視野に入れた空間づくり

キッチンは、効率よく作業できる壁づけのL字型。キッチンから水回りやウォークインクロゼットも至近距離で、家事動線も良好です。DKの上はちょうど吹き抜け部で、2階にいる家族への声掛けもスムーズ。「将来的には1階だけで暮らせるよう、リビングを間仕切って主寝室にする考えもあるんですよ」。強くやさしく、永く住み続けられそうなT邸です。

いつも自然と触れ合えてやすらぐ庭

さらに、T邸の紹介には庭も欠かせません。奥さまの要望は、大好きな山の風景のように草木が生い茂る庭。以前ベランダに菜園をつくっていたというご主人は、庭に野菜畑を望んだそうです。
平さんは、南西に畑のある「元気な庭」、東に緑と視線の延びを楽しめる「静かな庭」を用意。造園家は山野草を生かした植栽を行い、さらにウッドデッキを取り入れて庭に出やすい仕様としました。「以前は、時々自然に飢えたように(笑)旅や山に行きましたが、今は家にいながら木や草に触れ合えて、なんともやすらぎます」。奥さまはこう笑顔で語ってくれました。

吹き抜けの上からは、食事や料理を楽しむ家族や、東側の庭も眺められます。

2つの吹き抜けをつなぐ廊下は、まるで橋のよう。日当たりがよく、手すりは、山で使ったテントなどを干すのにも重宝しているとか。

東側の「静かな庭」は、キッチンからの眺めが格別。庭の緑が鏡面仕上げのステンレス製ワークトップに美しく映り込むのも期待どおり。

1階北側に集中させた水回り。物干しやウォークインクロゼットとも最短の動線でつながり、日々の家事がはかどります。

庇を出さない箱型デザインがスマートな外観。成長する木々の緑がプライバシーを保つと同時に、夫妻は自然の風景が地域に貢献することも望んだそう。

2階は建物の東西南北に、家族4人の個室をレイアウト。各8畳以上の広さを確保し、勉強も仕事ものびのび行える環境を実現しました。壁面を有効活用し、造り付け書棚などを設置。

キッチンは空間の広さが際立つ壁づけスタイル。キャビネットは収納をフル装備し、出ているものを最小限に抑えてリビングからの美観を保っています。

冷蔵庫は、収納付きの壁でさりげなくカバー。収納部は食品庫で、見渡しやすいように奥行きを浅くし、天井近くまで高さを使って大容量を確保。

南西の「元気な庭」。造園が仕上がって約半年が建ち、木も枝を伸ばしてきました。「緑が茂って、ようやく家らしくなりました」。デッキの奥に見えるのは、立ったまま収穫できるボックス仕様の野菜畑。

リビングのソファに腰かけ、庭の緑を眺めるのが、家のいちばんのお気に入り、と奥さま。

家づくりカレンダー

20166

ようやく土地を入手する

賃貸マンションから持ち家への住み替えを計画し、ようやく満足のいく土地に出合う。「広さが得られて採光性も十分。じっくりと探したかいがありました」

20167

OZONEを訪ねる

インテリア好きの奥さまは、何度かOZONEに足を運んだ経験が。「依頼先はいろいろと考え、最終的に建築家を選択。OZONEは建築家の情報も豊富だと知っていたので、迷わず訪ねました」

20168

建築家と面談を行う

OZONEで建築家を決める段階までサポートしてもらうハーフコースを申し込む。ヒアリング用のライフスタイルシートを参考に、平さんを含む3名の建築家を候補に選び、面談へ。「平さんのテイストに惹かれつつ、段階を追ってイチから正攻法で検討することに」

20169

コンペで建築家を決定~設計開始

コンペでは、候補者三者三様の魅力があったという。「耐震性や防犯性など総合的な要素も確認したうえで、平さんにお願いしました」

20176

いよいよ工事スタート!

地盤調査では一部緩い箇所が見つかったが、地盤改良にはいたらず、ベタ基礎で工事が進行。ご夫妻は構造計算の担当者から十分な説明を受けてさらに安心したそう。

20182

新居完成! 造園を進める

順調に工事が進み、竣工を迎える。入居の数か月後に造園に取りかかり、ご主人リクエストの畑も実現!

コンサルタントからのコメント

今回、奥さまのテイストにぴったりな平さん、さらに様々な観点からほか2人の建築家を候補に。総合的に検討できるコンペは、家づくりにかかる費用が高額なだけにより納得がいく方法かなと思います。明るくのびやかでインテリアが映える空間と快適な家事動線、高い強度を確保して、ずっと安心して住める家が出来上がりました。

DATA

敷地面積 189.56m2(57.44坪)
延床面積 152.99m2(46.36坪)
構造 SE構法
竣工 2018年2月
設計 平真知子一級建築士事務所
施工 山菱工務店
造園 藤倉造園設計事務所
撮影 大槻茂
テキスト 田中敦子
敷地面積 189.56m2(57.44坪)
延床面積 152.99m2(46.36坪)
構造 SE構法
竣工 2018年2月
設計 平真知子一級建築士事務所
施工 山菱工務店
造園 藤倉造園設計事務所
撮影 大槻茂
テキスト 田中敦子
協力:住まいの設計(扶桑社)

OZONE家designとは

OZONE住まいづくりコンサルタントが、お客様の叶えたい暮らし、想い描く住まいのよき理解者として、最適な家づくりのプロセスをご提案します。様々な知識が必要な家づくりにおいて、設計者や施工者のペースで進められがちなコミュニケーションもしっかりフォロー。お客様が主役となる、納得感と満足感のある「家」を実現します。

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