目指したのは、孫の代まで永く愛される家

〜OZONE家designの事例から〜

大開口を介してバルコニーとの一体感を味わえるリビング。勾配天井は、梁の代わりに丸鋼を使用し、視界を妨げない工夫。勾配を活用してロフト空間も確保しました。

  • 東京都・中野区
  • 家族構成:夫59歳 妻53歳 孫6歳(取材当時)
  • 竣工:2017年11月

自分の思い通りの家を建ててみたい!

「50代半ばになって家を建てるのは、自分でもやや想定外でした」と切り出すS家のご主人。
夫妻は近くにある旧宅で、平日のみ孫と暮らしていました。でも次第に手狭になってくつろげる場所がなくなり、もっと広く快適な家を望むように。「以前の家は建て売りだったので、今度は思い通りの家を建ててみたくなりました。無事融資も受けられ、家づくりに挑戦することに」とご主人は振り返ります。

完成度が高く飽きのこない家を希望

コンセプトは「100年持つ家」。そう聞くと地震などに負けない頑丈な家を連想しますが、少しニュアンスが違うようです。「高い耐久性はもちろんのこと、ずっと飽きがこないで、木などの経年変化も楽しめる家を望みました」(ご主人)。さらにS家は独立した3人のお子さんや友人など来客が多いため、大勢が集いやすいダイニングやリビングも望んだそうです。
敷地は23区内では貴重な約55坪の東南角地。上限70%と緩やかな建ぺい率のもと、大きくデザイン性の高い木造2階建て住宅が出来上がりました。

勾配をつけて高さを出し、大空間を確保

メインの生活空間である2階へ上がると、目の前に広がるのは開放感たっぷりのリビング。木組みを表しとした迫力ある天井部は、訪れる人を引きつける景観です。「ゲストが多いお宅なので、リビングは空間を大きく確保することを重視。屋根勾配と同じ勾配を取って高さを出し、化粧垂木と野地板を美しく見せるのに配慮しました」(建築家・尾関勝之さん)。
リビングの東側には8人が食卓を囲めるダイニングと機能的なオーダーキッチンを。また西側の2階と1階にはご夫妻とお孫さんそれぞれの個室を配置しました。「個室を上下階に分け、例えば将来、孫が家族を持った際にも住みやすい間取りとしました」とご主人。

ギターをつまびく週末のくつろぎ空間

さらに印象的なのは、1階玄関とつながるアトリエとそれに続く和室。土間仕様のアトリエは多用途空間で、気軽に客を迎えられる部屋であり、将来的に奥さまが趣味のワークショップに使う可能性も。「今はほぼ僕の憩いの場。小上がりに腰かけてギターを弾いたり、和室でくつろぐのが週末の楽しみです」(ご主人)。メインの生活ゾーンとは少々距離を置き、リフレッシュするのにぴったり。家族や客との集い、個のくつろぎ、将来の備えも手に入れ、目的がかなったS邸です。

DKから間仕切り越しにリビング、さらに奥の個室側まで視線が通る設計。勾配が下がった位置は階段で、昇降の気配も分かります。

キッチン内部。2つあるシンクは、壁側が奥さま用、対面側が魚料理の得意なご主人用。通路の奥はパントリーで、ストックの出し入れが快適。

多用途に使えるアトリエと、客間にもなる和室。巧みな開口で、外部の視線を気にせずくつろげます。

リビング東側のDK。オープンなキッチンはオーダー製。白一色でスッキリとし、生活感を感じさせません。

玄関土間とひと続きのアトリエ。右側通路の奥にはご主人の部屋があり、アトリエからも直接行き来OK。

約8畳あるご主人の部屋。1階北側なので、夜帰宅が遅くても、2階で休む家族を起こさずにすむレイアウト。

2階南側・お孫さんの部屋は、ピンクの漆喰壁がポイント。隣には奥さまの部屋があり、そちらの壁は水色で仕上げています。

2階の西側に水回りが。洗面はワイドな人造大理石カウンターとミラー収納、お洒落なモザイクタイル貼りで、気分よく朝を迎えられそう。

バリアフリーを意識した玄関。夜間は間接照明でやわらかな明かりに包まれます。

南側からの外観。アトリエや2階のリビングは、格子状のフェンスでプライバシーが守られています。

家づくりカレンダー

20162

住み替えのため土地を入手

それまでの住まいが手狭になり、もっと大きく快適な家を建てたいと、近くに土地を探す。検討を重ね、東南角地で地形もいい今の土地を購入。ちなみに旧宅にはご主人の親を呼び寄せ、住んでもらって「スープの冷めない距離」を実現。

20163

OZONEに申し込む

ご主人がOZONEを訪問。「最初は建築家かハウスメーカーか、漠然としていました」(ご主人)。いろいろと話を聞き、やはり個性を生かした家を建てたいと建築家に依頼することに。最適な建築家を選ぶため、家づくりのサポートを申し込む。

20165

建築家と面談を行う

OZONEでヒアリングを行い、木の家、大空間などの好みから絞った建築家約30名の作品ファイルなどを眺めてじっくり検討。「その後の面談で3名の建築家とざっくばらんに話ができてよかったです」とご夫妻。

20167

コンペで建築家決定!本格的に設計開始

建築家のコンペを行い、建物全体の雰囲気が気に入ったことから、尾関勝之さんに決定!お孫さんの代まで愛されるよう、飽きのこない頑丈な家をコンセプトに設計が進められる。

20173

いよいよ工事がスタート

待ちに待った着工。旧宅から近いこともあり、ご主人は週2回足を運んで見学したそう。「祖父が宮大工だったため、大工仕事を眺めるのが好き。感心したのは現場の掃除がとても行き届いていた点。ご近所への配慮を感じました」(ご主人)。

201711

待望の新居が完成!

無事竣工を迎える。「リビングをはじめ、くつろげる場所が様々あるのが自慢です」(ご主人)。「動きやすくて孫も見守りやすく、住み心地最高。日々幸せを感じています」(奥さま)。

コンサルタントからのコメント

「建築家に建ててもらいたいけど、どうやって出会ったらいいのかわからない」。こうしたご主人さまの声をお聞きし、丁寧なヒアリングを通し、テイストにマッチして経験も豊富な建築家を厳選しました。出来上がったのは、木の勾配天井に守られた、普遍的な美しさを持つ家。高性能なキッチンや多目的に使えるアトリエも実現され、機能的で永く住み継げる家が出来上がりました。

DATA

敷地面積 182.62m2(55.34坪)
延床面積 224.07m2(67.90坪)
構造 木造軸組工法
竣工 2017年11月
設計 尾関建築設計事務所
施工 匠陽
撮影 大槻茂
テキスト 田中敦子
敷地面積 182.62m2(55.34坪)
延床面積 224.07m2(67.90坪)
構造 木造軸組工法
竣工 2017年11月
設計 尾関建築設計事務所
施工 匠陽
撮影 大槻茂
テキスト 田中敦子
協力:住まいの設計(扶桑社)

OZONE家designとは

OZONE住まいづくりコンサルタントが、お客様の叶えたい暮らし、想い描く住まいのよき理解者として、最適な家づくりのプロセスをご提案します。様々な知識が必要な家づくりにおいて、設計者や施工者のペースで進められがちなコミュニケーションもしっかりフォロー。お客様が主役となる、納得感と満足感のある「家」を実現します。

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