2011年8月18日

倉敷とイグサ

kurashiki1.jpg暑い日が続いていますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。暑さにはめっぽう弱い私ですが、今年の夏は「節電の夏」。エアコンを控え扇風機を使用するなど、小さな努力をしています。そんな中「家庭での電力消費を抑制し経済の活性化を推進する」という名目で、夏の岡山へ行ってきました。

岡山県は、温暖な気候や豊かな自然に恵まれ、昔から美味しいものがいっぱいです。
また、イグサ産業は早島・倉敷周辺で隆盛を誇り、古くは量・質ともに日本一の産地でした。(現在の国産いぐさは8〜9割が熊本県産)
「岡山県」を表す手話(両手をクロスして手を引く動作)は、イグサを織り込む様子だということからも、イグサと岡山県との結びつきがわかります。

今回は旅の1日を過ごした倉敷で出会った「倉敷緞通」及びイグサ商品についてお話します。

古い町並みが残る美観地区のお店には、今でもイグサ商品が並んでいます。イグサの香りが好きな私は、お店に入る毎にイグサ商品エリアをフラフラ。イグサは香りにリラックス効果があるだけでなく、湿度調整や有害物質の吸着・分解もしてくれる、万能の自然素材。dantsu.jpgイグサのランチョンマットや花ござ、タペストリーなどのイグサ商品が並ぶ中、目を引いたのが「倉敷緞通(くらしきだんつう)」。色バランスの良い縞柄の、小さなカーペット。
「なぜこれがイグサエリアに」と不思議に思い、商品説明を読むと「表面には麻レーヨン混紡糸をリング状にした糸、裏面には3〜4本のイグサを和紙テープで巻いたものを一間幅で約2千本の縦糸に織り込んでいる」との事。

その、落ち着いていながらモダンなデザインと、夏でも冬でも心地良さそうな肌触りに興味を持ち、早速「倉敷緞通」について調べました。

倉敷緞通の前身は「金波織」。
倉敷で花ござ製造に従事し、発明家でもあった矢吹貫一郎氏が外国人の嗜好にも合い、日本の和洋折衷の建物にも合う敷物として考案された。
その金波織を非常に気に入った柳宗悦氏が、まだ無地のものしかなかった緞通に縞柄を加えさせ、その図案を芹沢けい介氏に依頼。

芹沢けい介氏といえば、江戸小紋や伊勢和紙などの各地の伝統工芸の技法をもとに、模様、植物、動物、人物、風景をモチーフとした、オリジナリティあふれる、和風でシックな作品を次々と生み出していった日本の染色工芸家です。

店には玄関マットサイズまでしかありませんでしたが、最大三畳サイズまで作れるそう。
我が家のソファ下にどうかしら。畳の上に敷いても良さそうです。

他、倉敷には帆布やガラス、和紙、焼物、はりこなどの民芸品があります。
今回の旅では、民芸の美しさや伝統を守るすばらしさを改めて教わりました。

IMG_1696.jpg楽しい旅も終わり、家に帰ると一気に疲れが・・・。そんな時は畳の上でゴロゴロしたいものです。狭い我が家には和室がないので、置畳でゴロゴロスペースを確保しています。暑い夏、畳の上で扇風機と高校野球観戦。イグサっていいなぁ。

OZONE4Fにっぽんフォルムでは、和室のないマンションなどでも畳スペースを作れる「置畳」や、モダンな柄の「花ござ」、「イグサのファブリックボード」なども扱っています。質の良い国産いぐさを、もっと生活に取り入れてみませんか。


【倉敷緞通】
http://kurashikinote.jp/kd-info.html

【にっぽんフォルム】
https://www.ozone.co.jp/showroom_shop/showroom/nippon_form/index.html

■置畳:床の上に置くだけの、工事のいらない畳。
https://www.ozone.co.jp/interior/catalog/2006/04/post_121.html
https://www.ozone.co.jp/interior/catalog/2010/03/tatamist.html

■畳台:腰かけるのにちょうど良い高さの畳台。横になって休むことも可能。
https://www.ozone.co.jp/interior/catalog/2009/05/sei.html
https://www.ozone.co.jp/interior/catalog/2010/07/post_95.html

■イグサボード:ファブリックボードのようにイグサを使用したボード。
https://www.ozone.co.jp/interior/catalog/2008/10/igusa_board.html

【たにし】
家具・インテリア・民芸好きの、新米情報発信担当。