秋岡芳夫・豊口克平と考える「中座の暮らし」

2017年1/19(木)~4/4(火)
5F にっぽんフォルム
  
  

暮らしに馴染む家具と日用品をセレクトしている「にっぽんフォルム」では、日本の生活デザインの礎を築いたデザイナーに焦点をあて、その作品や縁の生活道具を紹介します。真摯に暮らしと向き合った先達の視線を通して、ひととものと暮らしのいい関係を体感できるアイテムが揃います。
日本の居住空間に息づく「靴脱ぎ」文化は、椅子の生活が定着した現代でも、床に(低く)座ることで寛いだり、空間を広く感じられる優位性をもっています。戦後、椅子のある生活の幕開けから、日本の暮らしに相応しい「低座」の椅子、床座と椅子座の間の「中座」を唱えた工業デザインのパイオニアが生んだデザインは、現在も愛され続け、そこには「畳の生活」と「身度尺」で考えられた秘密がありました。また、日本各地を巡り出逢ってきた「一椅多用の暮らし」「家具と器の関係」の深層を体現するアイテムも登場します。暮らしの中で心地よく、長く使える美しいものを適正な価格で供給する…、日本の気候風土に根差した手仕事を見直し、使いこなす…、いつの時代も変わらない生活デザインを提唱し、その普及に奔走したデザイナー二人の仕事を通して、現代の暮らしに馴染む家具と生活用品を提案します。


展示アイテム

■ スポークチェア(豊口克平)
大きな楕円の座面、丸い脚・・・日本人の生活を徹底的に分析した1963年生まれの名作椅子。

■ トヨさんの椅子(豊口克平)
胡坐や横座りしやすい安定感、木造住宅、畳の部屋に合う1955年生まれの椅子。

■ あぐらのかける男の椅子(秋岡芳夫)
たっぷりの横幅、低めの座面、ダイニングテーブルで床座の感覚が味わえ、使うほどに色艶が深まるクリ材を使用。

■ 中座イス(坂倉準三建築研究所 担当:長大作)
■ クリの角テーブル(秋岡芳夫/モノ・モノ)
■ うつわ、道具(漆器、竹カゴ、南部鉄器、木製キッチンツールなど/モノ・モノ)


秋岡芳夫(工業デザイナー、木工家、著述家、教育者) 1920~1997
 
  

1920年熊本県生まれ。東京高等工芸学校(現・千葉大学工芸学部)卒業。1953年にデザイン事務所KAKを設立。消費社会の到来にいち早く警告を発し、「暮らしのデザイン」「工作人間」「裏作工芸」「工房住宅」といった持論を実践し、日本各地で手仕事を通じた地域再生に尽力した。東北工業大学工学部教授、共立女子大学生活美術学科教授を歴任。



豊口克平(工業デザイナー) 1905~1991
 
  

1905年秋田県生まれ。東京高等工芸(現・千葉大学工業意匠学科)卒業。1928年バウハウスの理念にもとづいだデザイン研究団体「形而工房」を結成し、量産向けの家具作品を発表。1933~59年商工省工芸指導所勤務。1959年豊口デザイン研究室開設。桑沢デザイン研究所武蔵野美術大学教授、日本インテリアデザイナー協会、日本インダストリアルデザイナー協会の各名誉理事、工芸財団理事長を歴任。勲三等瑞宝章、貿易振興総理大臣功労賞、国井喜太郎産業工芸賞など受賞。


会期 2017年1月19日(木)~4月4日(火)
※水曜日(祝日を除く)および2/19(日)休館
時間 10:30~19:00
会場 リビングデザインセンターOZONE(5F にっぽんフォルム)
〒163-1062 東京都新宿区西新宿3-7-1 新宿パークタワー
主催 にっぽんフォルム
協力 有限会社モノ・モノ、株式会社 天童木工
入場料 無料
問い合わせ先 03-5322-6620 (10:30~19:00 水曜日休館)

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