私たちは日々の暮らしの中で、ごく自然にデザインをしながら生活しています。「自分らしい暮らしをデザインする」ことを考えるメンバーシップマガジンをはじめ、OZONEの活動をベースに出版される書籍や冊子など、幅広い情報発信を行っています。
また他にもOZONEの活動をベースに出版される書籍や冊子など、幅広い情報発信を行っています。
silent interior 心に暮らしに静けさを

静寂はつくりだすもの
もしかしたら人は、人類史上初めて、自ら静けさをデザインしなくてはいけない時代に突入したのかもしれません。近代化前の長い間、人々の生活には地球の営みを感じられる自然があり、夜は闇を提供してくれていました。活動的に動き回ったら、静かに休む。自然に任せていれば、自ずと動と静のバランスは保たれていました。
しかし現代、とりわけ東京はどうでしょう。地方から帰ってくると、終始低い音が東京をうねっているのがわかります。欲望を刺激する情報、光りと音の洪水が、脳に突き刺さる……。どんな、状況に疲れ果て、心を病む人も増えています。今、静寂は自らつくりださなくてはいけないものになったのです。
創刊10周年を迎える今号、新たに「よく生きる」をどう「デザイン」するかを考えてみたいと思います。より良く生きるための静寂とは? 心に暮らしに静寂を取り戻すために、インテリアができることとは何でしょう。
皆さんも一緒に考えてみてください。



特集
静けさをデザインする方法
心に静寂、家に清浄を。神棚のある暮らしをはじめる
早朝座禅「ひとり」のすすめ
ナイトハイクで体験するモノトーンの森の静寂
デザインが生み出す静寂の空間「ホスピタルパーク」
いつも、夏の庭で
特集後記 静かに養われた「根っこ」
静寂体験へのいざない
小堀宗実さん/森田徹さん/小山織さん/土田貴宏さん/畑中正人さん/畑正高さん/工藤沙美さん/降矢英成さん
神社本庁
特別企画
祝・LIVING DESIGN 創刊10周年
連載
新連載! カラダノコトバ「振り返る」
文 平松 洋子住み癖+「明日を待つ」
文 木皿 泉 料理 高山 なおみ 写真 原田 奈々Design it Yourself「流れる」家
文 山田真理 写真 豊田 都Information
CLUB OZONE
Members Session「Danchi Talk@OZONE」
Interview & Preview「小林コウイチ」
>>展覧会「Openプライス展2008 / CO2を減らす家具」の詳細はこちらInterior Coordinate Lesson「いっそインテリアまで、シーブルーで海辺のニュアンスに」
Editor’s Choice
Making Sweet Home「シンプルな中にメリハリをつけて 憧れの住まいを自分らしい空間に」
Clip & Click
>>OZONEインテリアスタジオ詳細はこちら
>>オープンハウス同好会の詳細はこちら
プレゼント応募・申し込み
取材取材で見つけたアイテムをプレゼント。Clip & Clickのプレゼントもこちら
※プレゼント応募受付は2008年8月31日(日)まで。
静寂体験へのいざない「ナイトハイク(8/30(土)開催)」のお申し込み
※受付は2008年8月17日(月)まで。
トークショー「リビングデザインから読む、日本のデザインの10年(7/29(火)開催)」のお申し込み
※受付は2008年7月15日(月)まで。
※先着20名様となります。
にっぽんフォルム10周年記念「We Are NIPPON FORM」トークショー(8/29(金)開催)のお申し込み
OZONEインテリアスタジオのインテリア計画相談無料プレゼントのお申し込みは、直接OZONEインテリアスタジオにお問い合わせください。
※先着20名様となります。
OZONEインテリアスタジオ TEL:03-5322-6424
カール・ハンセン&サン社のYチェアプレゼントは、展覧会にお越しいただいき、会場のアンケートにご回答いただいたお客様の中から抽選で1名さまにプレゼントいたします。
「Carl Hansen & Son 100 years of craftsmanship−カール・ハンセン&サン社100年の歩み展−」
会期:2008年9月11日(木)〜9月16日(火) 10:30〜19:00 水曜日休館
会場:OZONE3F OZONEプラザ
お客さまの個人情報の取り扱い
ご記入いただいたお客さまの個人情報は、商品や各種イベントのご案内およびサービス向上の目的に限り利用するものとします。ご案内が不要の場合は、上記へご連絡いただければ、DM・電子メールなどの発送・送信は停止させていただきます。なお、お客さまの個人情報は、適切に管理し、お客さまの承認なく第三者に開示・提供は致しません。
静けさとは何か――。
そんなことに思いを馳せる夏はいかが?
静かなデザイン――。北欧やスイスなどを取材すると、こんな言葉で形容されるデザインが多い。シンプルで色味も抑えられていて、かつ機能的。実際に電車に乗れば、私語厳禁のサイレント車両なるものもあり、かの地の人は、静けさを愛し、大切にしているのだな、と理解できる。一方、我々の住む日本はどうだろう。日本の伝統的なカタチを紐解けば、静けさを漂わすデザインに出会うことは簡単だ。神社しかり、和室しかり。
今回、様々なジャンルの方々に静けさについて聞いたところ、ジャンルは違えど、異口同音に、現在の社会の状況を危惧し、静けさの重要性を説いてくれた。話を聞いて私がたどり着いた静けさの定義とは、地球・自然の循環、宇宙の有り様を素直に感じられる状態なのではないかと思っている。頬をなでる風、大地をたたく雨、花の香り、野菜の滋味、移り変わる光と影、夜のとばり……。当たり前だと思っていることを受け止めて、しみじみ感じることでこそ、人は生きている実感を得ることができる。こうした「今、ここにいる」という感覚と感謝こそ、現代人に必要なのではないだろうか。その境地に至るには、やはり静かな空間と心が必須なのだ。
今回の撮影を機に、ウチにも神棚を祀ってみることにした。毎朝、お水を供え、二礼二拍手一礼の形でお参りする。やってみてわかったのだが、この二礼二拍手一礼は、心が慌てていたり、騒々しかったり、ちゃちゃっと済まそうなんて思ったらできないものなのだ。ある一定の速度でしかできないこの参拝の形。この絶妙なる速度が気持ちを集中させ、心に静けさを生み出してくれる。
古の人は、静けさの重要性をよく知っていたのだろう。茶の湯をはじめとする「道」ものも静けさが基盤に存在している。それは、自然の摂理に沿わねば生きてゆけぬ人という生き物が生み出した智慧であった。自然を欲望のままにむさぼり続ける現代にこそ、思い出したい静けさの重要性。あなたの暮らしにも静けさをデザインしてみませんか? (LIVING DESIGN編集長 岡崎エミ)



